毛先に栄養が届かない？

お客様が

『私の場合、髪を長くすると

すぐに毛先が傷んでくる。

長くなると毛先まで栄養が

いかなくなるのかな？』

とおっしゃっておりました。

これ、結構勘違いしている方

多いと思うんです。

栄養が髪の内部を通って

毛先まで行っていると。

髪は内部に血管や血液のような

栄養を運ぶ機能はないので

自己再生能力は一切ないんです。

ですので外に出てしまっている髪

には体から栄養が届かないんです。

体からしてみれば髪は排出している

感じらしいです。

 

たまにシャンプーをしなくなると

髪がつやつや、サラサラになった。

なんて記事見たりしますが、

皆さんも少なからず経験あると

思うんですが、

風邪ひいたりしたら

シャンプーしないこと

あるじゃないですか。

髪が妙にしっとりしてきません？

あれ、髪が良くなって

きたんじゃないんです。

ただ単に、頭皮の皮脂が

髪に流れていっている

だけなんです。

髪が自ら良くなったわけでは

ございません。

 

髪を長くするとカットする頻度が

下がります。

例えば肩甲骨の下部辺りに

毛先がある方、ロングヘアーですね。

大体長さで考えると、

40ｃｍほどですか。

髪は１か月で約1ｃｍほど伸びます。

個人差ありますが

一年で11～14ｃｍほどです。

40ｃｍですと現在の毛先部分は

３年以上前にはえてきた髪なんです。

この３年間の間に何回シャンプーして

ドライヤーかけてカラーしてパーマして

なんて考えると傷んで当然って感じ

しますよね？

 

長くなると傷むんではなく

傷んだ髪が毛先に残り続ける、

もしくは

傷んでいた髪が毛先にある

ということです。

髪が長くなっても

健康な状態を保とうと考えると

一番重要になってくるのが

髪にダメージを出さないことです。

パーマやカラーでも

髪にできる限り負担を減らしながら

やることが大事になってきます。

健康な部分の根元付近の髪を

いかに状態よく

毛先まで持っていくかが

最大のポイントです。

この記事を書いた人

池下 裕之
兵庫県川西市出身　兵庫県立川西緑台高校卒　ベルェベル美容専門学校卒
２店舗を経て２００７年ここ富田林市にvaloreをオープンさせる。
コンテスト受賞経験有、ロンドン留学経験有。

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