最近、ご新規様でヘナを希望される
方が多くなっております。
ご紹介だったりネット検索すると
うちがヒットするそうです。
さて、うちで扱っているヘナは
100%ヘナのみになります。
こう言われると、なんですか?100%って?
と思われると思います。
ヘナを染める粉はネット通販などで
簡単に手に入る時代です。
ブラウンヘナやダークブラウンヘナの様に
いろんな所が色々名前を付けて販売して
おりますが、ブラウン何とかって書いてある
ヘナは厳密にいうとヘナではございません。
ヘナにほかの何かを混ぜています。
天然の物か化学的なものなのかは、
それぞれですがヘナ+○○です。
100%ヘナというのはヘナしか入っていない
という事です。ヘナ100%だとオレンジに
染まります。黒髪部分の色はほぼ変化しないですが
白髪はオレンジ色に染まります。
うちの顧客様ですが顔周りに白髪が多い方です。
オレンジに見えている部分は白髪だった部分です。
それ以外は黒髪です。こちらのかたで
白髪が全体の20%ほどです。
これがヘナの色です。ヘナではこれ以外の色は
出ません。ほかの色が出ている場合、ヘナ以外の
何かを混ぜています。
天然のもので行くとインディゴと言ってですね、
藍染めの藍です。あれは青を濃くしたような
色なのでヘナのオレンジに混ぜると
オレンジ+青で茶色風に仕上がるという事
なんですが、うちでは扱っておりません。
何故かというと、色が安定しないんですね。
個人差が激しいんです。天然の物なんで
そんなもんと言えばそんなもんなんですが
お客様に提供できる安定性がないとうちでは
判断した訳です。インディゴ混ぜだすと
最終的にほぼ黒になっていきますし。
その代わりうちでは
ピアンタカラーと呼んでいますが
化学染料をヘナに混ぜて染めています。
ヘナにこだわるなら100%を、
色を優先するならピアンタカラーと。
どちらもダメージは、ほぼないです。
こないだ、ご新規様でよそでヘナしていた
という方が来られたんです。
見た瞬間に明らかにヘナではないなと
感じたんです。色がやたらと明るくて
黄色よりだったんです。
うちに来られているお客様とお友達で、
髪の話になった時に
『それヘナの色じゃないよ。』と
突っ込まれたそうなんです。
で、うちに来ていただいて話を伺うと
いつもお任せでヘナだと信じていたと
おっしゃられるんです。
なんだかダメージも結構出ていましたし。
髪をしっかり見ていくと、黒髪部分が
ちょっと茶色くなっていたんですね。
なんか2回染められた事ないですか?
って聞くと、そういえば何か月か前に
ちょっと色の入りが悪いとかで2回染めた
との事で、恐らくその時ですね。と答えたんです。
ヘナで染め続けると黄色っぽく明るくなることって
ほとんどないんです。ヘナは褪色も少ないですし
ましてやオレンジ色は薄くなってもオレンジなんで。
少し髪色が暗く見える事には納得していただいて
白髪が多いお客様だったのでヘナ100%に染料を
まぜたピアンタカラーで染めると、非常に
喜んでいただけました。
ヘナが入っているのでもちろんオレンジよりの
色味になりますので、これがヘナの色ですよ
とお伝えした訳です。
ヘナで染めると必ずオレンジ系の色になる
というのは覚えておいた方が良いと思います。
この記事を書いた人
- 兵庫県川西市出身 兵庫県立川西緑台高校卒 ベルェベル美容専門学校卒
2店舗を経て2007年ここ富田林市にvaloreをオープンさせる。
コンテスト受賞経験有、ロンドン留学経験有。
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