『オーガニックカラー』
最近、この名称をよく目にします。
先に言っておきます。
うちのカラーはオーガニックカラーです。
そもそもオーガニックカラーってなんなの?
ってとこなんですが、
カラー剤の中にオーガニック成分が
入っているか入っていないかです。
うちが使用しているカラー剤は
内容成分のうち60%程度が
オーガニック成分です。
オーガニック成分が入っている事により
肌や髪にに負担がかかりにくかったりします。
ただし、髪が染まるという事に関しては
オーガニック成分は無関係です。
一般的に使っているカラー剤は
市販品も含め原理は一緒です。
アルカリ剤で髪のキューティクルを開け
ブリーチ剤でメラニン色素を脱色して
化学染料で染めます。
このようにして白髪を染めたり
明るく染めたり暗く染めたりします。
カラーをすることでダメージの原因の
ほとんどが脱色です。
髪を明るくすればするほどダメージも
大きくなっていきます。
逆に染め上がりの色を暗くする場合
脱色力は弱くなるのでダメージは
少なくなります。
どんだけオーガニック成分が入っていても
この原理は変わらないんですね。
オーガニックカラーだから髪が傷まない
という事は一切ございません。
100%オーガニックカラーとなると
ヘナしか思いつきません。
100%のヘナに関しては100%オーガニック成分
でできております。
余分な物が入っていないものに限りますが。
あれは物でいうと、葉っぱを粉末状にした
だけのものです。なので100%オーガニック。
ただし染まる色はオレンジにしか染まらないですし
黒髪は明るくすることはできません。
オーガニックにこだわりまくるなら
現在はヘナの一択になります。
結局のところ、オーガニックカラーと聞くと
なんか髪に良さそうとか体に負担がかからなさそう
などの印象を受けますが、髪を染める中で
そこまで大きな要因を占めていないのです。
ダメージが出る出ないは明るさに左右されますし
やる回数にも左右されます。
何よりうちはオーガニックカラー使っているから
大丈夫です。なんて言っている美容師が一番危険です。
傷むことを大前提にいかにしてダメージを軽減するかが
最大のポイントになります。
うちも大体的に言ってはこなかったですが
そんなこんなを全部含めて
オーガニックカラーを使用しております。
この記事を書いた人
- 兵庫県川西市出身 兵庫県立川西緑台高校卒 ベルェベル美容専門学校卒
2店舗を経て2007年ここ富田林市にvaloreをオープンさせる。
コンテスト受賞経験有、ロンドン留学経験有。
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