ブリーチって。

明るくカラーリングする事を

『ブリーチしている』と

おっしゃる方がたまにいらっしゃいます。

確かにカラー剤の中にブリーチ剤も

はいっているので間違いではないです。

黒髪を明るくするためにはブリーチは

絶対に必要ですからね。

ただ、ブリーチしていると聞くと

脱色剤で明るくしているのみと

誤解されやすいんですね。

現に、私もご新規のお客様の

カウンセリングをしているときに

私はいつもブリーチで染めている

とおっしゃるので、見た感じそんな風には

見受けられないのと、白髪も何となく染まって

いたように見られたので、前回は白髪染めで明るく

したんじゃないんですか？と聞くと

白髪染めなんかしていない、私はブリーチで

明るく染めたとおっしゃるんで、

わかりました。おそらくブリーチ剤で明るく

している感じじゃないので、今回は明るめの

ブラウンで染めさせていただきます。

で、明るめに染めたら、満足していただきました。

その後2度目のご来店に際にもみあげ辺りの白髪が

気になったとおっしゃるんです。

前回、白髪染めじゃなくてブリーチしていると

おっしゃっていませんでしたか？

と聞くと、そうだと。私は白髪染めはしていない

ときっぱりおっしゃる訳なんです。

で、わかったんです。

今まで言っていたサロンがブリーチで染めていると

お客様に伝えていたんですね。

実際はもみあげ部分は白髪染めして、他は明るめで

染めていたというわけなんです。

なので、ご本人はもちろん白髪染めはしていない。

ブリーチで明るくしていると認識されているんですね。

 

大体の美容室でそうだと思うんですが、

ブリーチする＝金髪にする。なんだと思います。

アレルギー持ちの方を染めるとき、ブリーチ剤

で明るさをコントロールして茶色く染める場合も

ありますが、そもそもカラー剤とブリーチ剤って

似て非なるもので、ダメージ量もブリーチ剤の

方が各段に大きいです。とんでもなく傷むんですね。

 

言葉一つでガラッとお客様の認識が変わって

しまうので、伝える言葉も慎重に。

勉強になりました。

この記事を書いた人

池下 裕之
兵庫県川西市出身　兵庫県立川西緑台高校卒　ベルェベル美容専門学校卒
２店舗を経て２００７年ここ富田林市にvaloreをオープンさせる。
コンテスト受賞経験有、ロンドン留学経験有。

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