折れ毛。

1年ぶりにご来店のお客様が

縮毛矯正をオーダーされました。

４月に、ほかの美容室で縮毛矯正を

されたそうです。

襟足の一帯とこめかみの上付近に

折れ毛が見受けられました。

写真は撮っていないですが

『折れ毛　縮毛矯正』で検索すると

いっぱい出てきます。

この折れ毛なんですが、縮毛矯正の

ありがちなミスですね。

縮毛矯正の1液がべったりと頭皮に

ついてしまい髪が頭皮にへばりつくように

なってしまうんです。で髪が少し伸びて

くると、直角に折れ曲がった状態に

なってしまうんです。手触りも悪く

そこの部分だけザラザラします。

お客様もなんかおかしいなとずっと感じて

おられたそうなんですが、見えないもんなんで

何がどうなっているかはわからなかった

みたいなんです。こういう状態ですよと

説明すると道理でと理解していただけました。

今回のお客様は幸いにも一部分だけなのと

毛染めをされていなかったので

髪自体がもともとしっかりしていたので

少しの断毛だけで済み

大きな断毛には至らなかったので

よかったのですが、これ髪の状態が

あまりよくない状態だと

全部切れてしまいますから、恐ろしいんですね。

優しく優しくあの手この手も駆使して

何とかまっすぐにして手触りも良くなりました。

ただ、一度折れ毛になってしまった部分は

非常に弱くなってしまっています。

まっすぐなっただけで根本は変わっていないんです。

折れ毛は体でいうと骨折ですからね。

骨は治ってくれますが、髪は再生しないので

一度負ってしまった傷は治らないんです。

治ったような手触りにはなりますけどね。

そんな折れ毛をみて、気を付けなければと

気持ちが引き締まりました。

今回はいい結果が出たのでお客様の

喜んで帰られました。

この記事を書いた人

池下 裕之
兵庫県川西市出身　兵庫県立川西緑台高校卒　ベルェベル美容専門学校卒
２店舗を経て２００７年ここ富田林市にvaloreをオープンさせる。
コンテスト受賞経験有、ロンドン留学経験有。

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