『家で間に自分でカラーしたとき
暗い色を選んでもすぐに色が落ちてくる。
なんでかな?』
とお客様に質問されました。
うちでカラーやって間に自分で根本だけ
染めて、次、染めるときにうちに
来てくれるんです。
話を聞くと黒より1つだけ明るい色を
選んで染めていいるらしいのですが
確かにご来店されたとき根本明るく
なっていたんです。
色の抜けは、個人差は確かにあるのですが
かなり濃い色を選択されているようなので
おそらくカラーの方法ではないかと
答えたんです。
塗り方ではなく、行程ですね。
自宅の場合、カラー剤を塗って
時間おいてお風呂行ってシャンプー
って手順だと思いますが
美容室の場合、カラー剤を塗って
時間おいて、乳化をして、シャンプー
って手順なんです。もちろんアルカリを除去
する薬剤使ったり、酸性に戻す薬剤使ったり
っていうのもありますが
大きく違うのが乳化ってところですね。
単純にいうと、少量のお湯をかけながら
カラー剤がついている髪をもみもみして
行くんです。正しいやり方あるんですが
これを自宅でするのは、無理だと思うんです。
仰向けに寝てシャンプーする美容室だから
できる事だと思うんです。
仮に自宅でやったとしたら顔にカラー剤
がめっちゃ垂れてきます。これは危険です。
この乳化をすることにより、色の定着が
増し、色持ちもよくなります。
もう一つは、美容室でもホームカラー
でも、1剤、2剤とあるんですが
1剤は染料とか脱色剤などが入っていて
2剤は過酸化水素水なんです。
これはどれでも一緒です。
暗い明るいってのは1剤の部分なんですが
2剤の過酸化水素水の濃度でも差が出るんです。
日本の法律で髪に使う過酸化水素水の濃度は
上限6%と決まっています。
うちでは、6%、4.5%、2.8%と3種類を
使い分けています。この過酸化水素水濃度でも
色が抜けるスピードが違うんです。
例えば白髪染めで、1剤は同じものを使って
過酸化水素水濃度を、6%と4.5%の2種類を
別々で染めたとします。6%のほうが4.5%より
色抜けはちょっと早くなります。
しかし、6%のほうが4.5%より明るく染まります。
このような差がでてくるので、専門的な知識が
ある私どもはお客様の求めているものに合わせて
変えていくのですが、ホームカラーの場合
変えれません。ホームカラーは染まりやすいように
おそらく6%だと思います。なので色抜けは
早いんです。
ホームカラーとサロンカラーは髪が染まる
ということ以外、大きく違うんですね。
この記事を書いた人
- 兵庫県川西市出身 兵庫県立川西緑台高校卒 ベルェベル美容専門学校卒
2店舗を経て2007年ここ富田林市にvaloreをオープンさせる。
コンテスト受賞経験有、ロンドン留学経験有。
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