明るく白髪を染めるのは
何が難しいかといいますと
黒髪を明るくする、要は脱色しながら
白髪を染色しなければならないからです。
脱色しながら染色、聞いただけで矛盾ですよね?
明るくしようとすれば色を薄く染めなければ
いけなくなるんです。要は脱色力を高く
明るくするよう調節すると必然的に染める
色素が薄くなるんです。
この白髪と黒髪が混じっている髪を明るく
染めるとなると
こんな感じになるわけなんです。
白髪は厳密にいうと無色透明なんです。
まったく色がない状態です。
反対に黒髪はほとんどの方が
赤を濃くしていった黒が髪に入っているんです。
それを脱色して茶色くしつつ色が全くない
白髪に色を入れて染めていくんです。
明るくすればするほど元が黒髪の部分と
元が白髪の部分の染まりあがりに色の差が
出やすくなります。
逆に暗くすると
脱色力を下げて染色力をあげるので
濃く染まります。
このように色の差もほとんどなくなって
いきます。
結論いいますと
明るく染めれば白髪に薄くしか
色が入らない反面、黒髪は茶色く
なるのでトータルで明るく見えます。
濃く染めると白髪はきっちり染まりますが
黒髪は明るくならないので
トータルで暗く見えます。
もちろん白髪の量が多い少ないに
かなり左右されますし
髪質でも明るくなりやすい方、なりにくい方
いらっしゃるので全く同じ色で染めても
皆さん違いが出てしまいます。
そこは私ども専門家に任せていただければ
調整していきます。
実際、常連の顧客様でも
『いつもの色で染めて』と
いわれても、その時の髪の色や
褪色具合などを見て判断して
微調整しております。
毎回、同じ色で染めているわけではなく
毎回、同じ色に仕上がるように調整
しているのです。
この記事を書いた人
- 兵庫県川西市出身 兵庫県立川西緑台高校卒 ベルェベル美容専門学校卒
2店舗を経て2007年ここ富田林市にvaloreをオープンさせる。
コンテスト受賞経験有、ロンドン留学経験有。
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