シャンプーをしない。

最近、シャンプーをしないほうが

髪が健康になる。っていうのを

テレビで見たとお客様、

数名に聞きました。

どうなの？と聞かれました。

 

確かにこの手の話聞きます。

こだわっておられる方はシャンプー

せずにお湯で流すだけだと。

さらにこだわるとリンス代わりに

お酢を髪にかけるんです。

まあお酢は酸性なんで、あながち

間違ってはおりません。

 

さて、シャンプーの最大の目的は

髪の汚れを取ることです。

汚れを大きく分けると

ほこりなど空気中浮かんで

いるものが髪に付着しているものと

頭皮や手に出ている皮脂の２つです。

水で洗い流せば、ほこり類は流れて

行きます。

皮脂は少し熱めのお湯で流せば

ほとんど流れていきます。

問題は頭皮に無数ある毛穴の付近に

へばりついている皮脂なんです。

体の中で一番皮脂腺が多いのが

頭皮です。

例えば

腕などの皮脂腺なんかの何十倍もの

数が頭皮に存在しています。

体中の皮脂腺はほぼ頭皮に集中

しているといっても過言

ではないくらいです。

この皮脂なんですが

頭皮に残り続けると酸化してくるんです。

正直、若い人たちは皮脂自体が酸化しにくい

のです。皮脂も若いから。

そこそこ年齢重ねて行くと皮脂の酸化も

早くなります。酸化すると臭うんですね。

そうです。あの頭皮独特の臭いが

してくるんです。

皮脂をしっかり取ろうとすると

どうしても界面活性剤の力が必要に

なります。シャンプーですね。

私、それでも臭いがするっていう方、

おそらく界面活性剤が油と反応する前に

シャンプーを終わらせている可能性が

あります。髪を洗って泡立てた後

すぐ流さず１分ほど待ってください。

そうするとしっかり皮脂と界面活性剤が

反応して皮脂がすっきり取れます。

この時は必ず、ノンシリコンで。

シリコンインでこれやると不必要な

シリコンが頭皮付近の紙にへばりつきます。

 

私たち美容師からするともちろん

シャンプーしたほうが良いと言います。

科学的に見てもシャンプーしなくなった

ところで現在の髪の状態が良い方向に

改善されて行くとは考えにくいです。

髪は死滅細胞です。爪などと一緒です。

皮膚などと違い自己修復はしません。

傷ついたら傷ついたままです。

 

もしシャンプーしないの

やってみようかなと

思っていらっしゃる方。

まずはそれ以前にパーマやカラーを

現在やっているのか、もしくは

いまの髪にそのパーマカラーが

残っているのか。

まずはそこを考えてください。

もし現在やっている、残っている

という方はまずはこの２つをやめる

事を考えたほうが賢明です。

 

もちろんシャンプーしないって

方法を試すのもありだと思います。

否定は致しません。

ただ髪を良くしていく方法は

ほかに沢山ございます。

 

この記事を書いた人

池下 裕之
兵庫県川西市出身　兵庫県立川西緑台高校卒　ベルェベル美容専門学校卒
２店舗を経て２００７年ここ富田林市にvaloreをオープンさせる。
コンテスト受賞経験有、ロンドン留学経験有。

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