綺麗に見せているだけ。

お客様から

『こないだ、娘が髪がきれいに

なるアイロンを買ってきたのよ。

たしかに綺麗になってたけど

あれって髪が良くなっていくの？』

と聞かれました。

以前にも似たような

ことを書いたんですが

『アイロンは何度？』

『髪を熱から守る』

 

アイロンの表面の加工の

仕方で髪が綺麗に見せる

事は可能です。

確かに艶やかに見えるものと

そうでないアイロンてあります。

しかし

髪が綺麗に見えるから

髪がどんどん綺麗になっていく

良くなっていく事は

一切ございません。

 

髪の内部はアイロンの温度で

しっかり熱変性を起こし

炭化しております。

 

熱から守ってくれる

トリートメントやオイルを

つけてやっているから

私は大丈夫って思われている方。

 

熱から守るということは

おそらく髪の内部に熱を

加えにくくするということでしょう。

まあ言い変えれば、

髪の内部に到達する温度が

低くなると。

５０度とか下がってくれるんでしょうか？

おそらく、まったく下がっていないでしょう。

 

いや、それでも熱から守ってくれる

と信じている方。

その熱から守ってくれるという

トリートメントやオイルを

手のひらに塗りたぐってください。

いけると思うんだったら

そのまま熱くなったアイロン

握ってください。

守ってくれるんなら大丈夫でしょう。

間違いなく大やけどですよ。

 

髪も同じような事です。

しっかり熱は内部まで到達しております。

何も付けずにアイロンして

あとから何かつけるほうがはるかに

ましです。髪の内部に水分が

程度、残っている限りは

内部温度は１００度ぐらいです。

水の沸点は１００度ですから。

オイル系の沸点は２００度前後です。

 

意外にかもしれませんが

何もつけないことが

熱から髪を守ります。

 

 

 

この記事を書いた人

池下 裕之
兵庫県川西市出身　兵庫県立川西緑台高校卒　ベルェベル美容専門学校卒
２店舗を経て２００７年ここ富田林市にvaloreをオープンさせる。
コンテスト受賞経験有、ロンドン留学経験有。

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